人気ライトノベルシリーズ「フルメタル・パニック!」。そのテレビアニメ第4作となる「フルメタル・パニック! Invisible Victory」が2018年4月より放送開始される! その作戦開始前報告会として、本作の魅力を伝えるステージが2018年3月24日(土)、「AnimeJapan 2018」内GREENステージにて行われた。
常盤恭子役・木村郁絵さんと、伊藤敦プロデューサーの司会のもとでステージは進行。作中に登場するマスコットキャラクター・ボン太くんのアテンドにより、原作者であり、アニメではシリーズ構成・脚本を担当した賀東招二さん、相良宗介役・関智一さん、千鳥かなめ役・ゆきのさつきさん、テレサ・テスタロッサ役・ゆかなさん、レナード・テスタロッサ役・浪川大輔さん、そしてOPテーマ「Even…if」とEDテーマ「yes」を歌唱する山田タマルさんが登壇。関さんだけがボン太くんから雑な扱いを受けるというお約束(?)も飛び出すなど、楽しいステージとなった。
関さんはギャグシーンが多めのスピンアウト作品「フルメタル・パニック?ふもっふ」を引き合いに出しつつ、学園ものと戦闘シーンのミスマッチが作品の魅力だと紹介。
なお、「ウィスパード」と呼ばれる特殊能力者を演じた3人(ゆきのさん、ゆかなさん、浪川さん)が揃って登壇するのは珍しいことで、ゆきのさんはそのレアさを客席に向けてアピールしていた。
ちなみにキャストはベテラン揃いで、短時間でアフレコの収録が終わることが多いそう。アクションシーンが多めなので、ことさら早く感じるとのことだ。
また、ステージでは、山田タマルさんのMV風の映像を紹介。こちらは急きょ撮影スケジュールを取り、1週間で編集したそうだが、その完成度の高さに登壇者と客席からは大きな拍手が上がっていた。なお、フルサイズバージョンは公式サイトで後ほど公開されるとのこと。
続いて賀東先生の解説により、各キャラクターの搭乗機など、作中に登場する兵器を紹介。ネタバレが多めということで、ひと言ずつ簡潔なコメントにとどまったものの、関さんとの楽しいやりとりで場を沸かせた。
今回のステージでは放送情報の詳細、山田さんが歌唱するOP・EDテーマを収録したCD「Operation Able」の発売が発表された。なお、同CDには昨年11月~今年1月にかけて上映されたテレビアニメ「フルメタル・パニック!」ディレクターズカット版の劇場版3部作の主題歌(第1作「Every Magic」、第2作「Two of us」、第3作「君は友達 一番の恋~way to love you~」)そして5月31日に発売予定のPS4用ソフト「フルメタル・パニック! 戦うフー・デアーズ・ウィンズ」にて使用された曲も収録されるとのことだ。なお、ゲームにはここでしか読むことができない、賀東先生書き下ろしの短編スペシャルノベルも同梱されるので、ファンには見逃せない。
さらに、すでに発表となっていた作中に登場する兵器のプラモデル3体が、第1話放送当日にリリースされることが発表された。アニメを観ながら、またアニメをじっくりと観てからプラモデルを組み立てるのもよさそうだ。
また、4月1日(日)に「フルメタル・パニック! Invisible Victory」第1話の先行上映会が角川シネマ新宿にて開催決定! チケットは3月24日(土)深夜24時から発売開始となっているので、要チェック!
(取材・文/佐伯敦史)