新人声優ユニット「Run Girls, Run!」、「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」でCDデビュー!リリース記念インタビュー(前編)

2017年、「Wake Up, Girls! 新章」で声優デビューした林鼓子(ここ)さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんによって結成された新ユニット「Run Girls, Run!」。2017年は激動の1年だったと思うが、まだまだ全然行けます!と元気に語ってくれた3人。そんなRun Girls, Run!のデビューシングル、TVアニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」のOPテーマ「スライドライド」が2月28日にリリースされるということで、前後編にわたりメンバー3人にたっぷりと話を聞いた。

まずはオーディション合格から現在に至るまでの道のりについてうかがった。

今年は「私たちらしさ」やそれぞれの得意なことを大切にしながら活動していけたらいいな(厚木)

 

Run Girls, Run! 位置について、よーいドン! 私たちRun Girls,Run! (以下、RGR)です。よろしくお願いしま~す!

 

──よろしくお願いしますっ! RGRは本サイト初登場になるので、ユニットの紹介をお願いします!

 

厚木 はい。私たちは「avex×81produce Wake Up, Girls!AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」の合格者3名によって組まれたユニットになります。

 

──では、3人の自己紹介もお願いします!

 

森嶋 京都出身の森嶋優花です。最近お笑い担当になりつつあります(笑)。アキバ総研さんのWake Up, Girls!(以下、WUG)さんの記事を読んでいたので、今回出ることができて、すごく嬉しいです! 

 

森嶋優花さん

 

──ありがとうございます。どうしてオーディションを受けようと?

 

森嶋 高校生の頃からずっと声優さんになりたくて、オーディションも受けていたんです。テレビアニメ「Wake Up, Girls!」は私も見ていて、アニサマでのユニットの活躍も見ていたので、その新キャラクターのオーディションがあると知って「絶対に受ける!」と思って、応募しました。

 

──アニメもお好きみたいですね。どんなアニメが好きなんですか?

 

森嶋 今季だと、「アイドリッシュセブン」とか「学園ベビーシッターズ」とか「ポプテピピック」を見てます。ほかにも結構たくさん録画して、溜めては見てます!

 

──続いて林さん。

 

 静岡県出身の15歳、林鼓子です。好きな食べ物はフライドポテトです。

 

林鼓子さん

 

──お父さんがアニメ好きだったんですよね?

 

 そうなんです(笑)。なので小さい頃からアニメを見て育ってきたので、すっかり自分もアニメ好きになってしまいました。もともと声優という職業に憧れを持っていまして、オーディションを探していた時に、父が「Wake Up, Girls!の新キャラクターオーディションがあるよ」って情報を持ってきてくれたのが応募したきっかけでした。

 

──オーディションを受ける際、何か言ってましたか?

 

 絶対に獲ってきてね!って(笑)。今もアフレコが終わって家に帰ると、今日のWUGちゃんはどうだった? って聞いてきます(笑)。

 

──アフレコでの思い出はありますか?

 

 静岡出身なので、思ったよりなまりがあるみたいで、WUGさんにはイントネーションを教えてもらったりしました。あと安野希世乃さんに台本のめくり方を教えていただいたりしたので、勉強になりました!

 

──最後に厚木さん、お願いします。

 

厚木 厚木那奈美です。好きなことは踊ることです。今回の楽曲がOPテーマになっているTVアニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」では、マーサ役を務めさせていただいてます。

 

厚木那奈美さん

 

──オーディションを受けたきっかけは?

 

厚木 小学生の頃に声優というお仕事を知ってから、ずっと憧れていたんですが、大学に進学する時に「私の声優になる夢はこれでおしまいなんだ……」と思って、一度諦めたんです。でも、大学1年生の冬休みに、声優を諦め切れない自分に気づいたんです。そんな時にたまたまこのオーディションを見つけて、最後にこれだけ受けようと思って受けたら、ご縁があり採用していただけたんです。

 

──声優になるために、何かトレーニングをしていたのですか?

 

厚木 演技の勉強はしてなかったんですけど、3歳の頃からクラシックバレエをやっていました。なので、小さい頃から踊っていましたね。

 

──歌ったり踊ったりすることも、最近の声優さんには求められることが多いですけど、そういうことも考えていたんですか?

 

厚木 声優を志した時は、声でお芝居をすることに対しての憧れだったので、あまり歌ったり踊ったりは考えていませんでした。でも「プリパラ」を初めて見たときにi☆Risさんを知って、私もこういう風に声優をやれたら素敵だなぁと思いました。自分のなりたい声優像がそこで変わりましたね。

 

ーーそれをi☆Risのメンバーに言ったら喜びそうです。

 

厚木 いつか言う機会があったら言ってみたいと思います。

収録の緊張とWUGさんに会う緊張が一気に来て。「新章」第1話のアフレコが、一番印象に残ってます(森嶋)

 

──昨年はアフレコを経験したり、RGRとしてライブをしたりしましたが、何か新たな目標はできましたか?

 

 RGRとしては、みなさんの前に立つ機会を多くしたいと思っています。昨年はショーケースのライブなどをやらせていただいたんですけど、もっと大きなステージで、3人でライブをしたいと思ってます。

 

森嶋 はやまる(林)が言ってくれたことはグループとしての目標なんですけど、私としては、個人での活動もレベルアップさせていきたいし、そこからランガに興味を持ってくださる方を増やしたいと思ってます。

 

──演技のレベルアップをして、声優としてもどんどん活躍していきたい?

 

森嶋 はい。初めは2人がいなければラジオ番組も不安で心配だったんですけど、1クール分ラジオを経験したことで、ひとり語りをラジオでできるようにもなりました。ちょっとずつ自信は付いてきたのかなって思ってます。

 

厚木 RGRとして、去年はスタートダッシュの年だったので、本当に右も左もわからなくて、3人でがむしゃらに走ってがんばろう! って感じだったんです。でも今年はもうちょっと落ち着いて、ひとつひとつのライブやアフレコを大切に、目標を立てて走っていけたらと思ってます。

 

森嶋 去年は「とりあえず全力でやろう!」みたいな感じだったよね(笑)。

 

厚木 そうだね。だから今年はもうちょっと、私たちらしさ、それぞれの得意なことを大切にしながら活動していけたらいいなって思ってます。

 

 

──アフレコやライブ、レコーディングといろんな経験をしたと思いますが、昨年1年で一番印象に残っていることは何ですか?

 

森嶋 私は「Wake Up, Girls! 新章」第1話のアフレコがすごく印象に残っています。今までずっとやりたかったアニメのアフレコで、それまではお家でアニメの音を消して、台本を自分で書き起こして演じるみたいなことをしていたんですけど、それがお仕事になったことが本当に嬉しくて! そこで初めてWUGさんとお会いしたんですけど、収録の緊張と、WUGさんに会う緊張が一気に来たことが印象に残ってます。

 

 私は9~11月にやったショーケースのライブが心に残っています。そこで私たちの1曲目のオリジナル曲「カケル×カケル」を披露させていただいたんです。それまではWUGさんの曲のカバーしか見せたことがなかったんですけど、自分たちの曲をみなさんの前で披露できたことが嬉しかったですし、私たちの曲にみなさんがコールを入れてくださったのが、すごく心に残ってます。

 

──オーディションに受かってから、3人でダンスや歌の特訓をしていたんですか?

 

 してました! 私ともっちー(森嶋)は地方組なので、土日にレッスンを集中的に組まれるんですけど、ダンスレッスンが一番苦しくて!

 

厚木森嶋 体力的にね(笑)。

 

 そうなんです! 1時間半動きっぱなしとかなんです。腕が下がってくると、ここまで上げて!とか。

 

厚木 足が上がらなくなると、もっと足を上げて!って。

 

森嶋 過酷だったねぇ(しみじみ)。

 

──そんなレッスンもあって、WUGの曲が歌えるまでになったんですね! その努力があってこその「カケル×カケル」の披露だったと。厚木さんはいかがですか?

 

厚木 私は「ワンダーフェスティバル2017」でのお披露目が印象に残っています。それまでは、合格したっていう実感があまりわかなくて、本当に合格したのかな?って感じだったんです。そこから2か月間、厳しいレッスンがあったんですけど、その間もずっと少し不安な部分があって。でもワンフェスのステージ上で「タチアガレ!」を歌わせてもらったときに、「Wake Up, Girls!」って入るコールのところを、ワグナー(WUGファンの愛称)さんがすごくやさしくて、「Run Girls, Run!」って言ってくださったんです! そのとき「私たちRun Girls, Run!なんだ!」って実感が湧きました。あの瞬間は本当に思い出深かったです。

 

──感動ですね。でもきっと、どんな活動も印象に残る1年だったんでしょうね。

 

後編に続く!

(取材・写真/塚越淳一)