2017年も、数多くのアニメに関わってきたテクノボーイズ(TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND)。年末恒例となった、「1年のお仕事、総ざらい」インタビューは、またまた話題盛りだくさんです。では、行ってみましょう!
「童貞」というワードが響き渡った、舞台「おそ松さん」ボーカル集
── 今年で3年目になりますが、1年間のお仕事について、またお話を聞かせてください。まずは、2017年2月10日にリリースされた「おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SONG TIME~」について。舞台「おそ松さん」のボーカル集です。
松井 これは去年じゃなかったっけ?
フジムラ いや、CDのリリースは2017年。これは、舞台が終わった後で、役者さんたちにスタジオレコーディングしてもらった作品です。たぶん、去年の今頃は、レコーディングが始まるくらいのタイミングだったんじゃないかな。
石川 あれ、大変そうだったね。
フジムラ レコーディングは僕が担当だったんですけど、舞台の「おそ松さん」は、普段の6つ子とF6が別キャストだったので、トト子も含めて、13人分録らないといけなかったんです。役者さんは売れっ子の方ばかりだったので、22時スタートのレコーディングとかもあって大変だったうえに、僕が人生で初めて親知らずを抜いた直後で、全然しゃべれなくて(笑)。
── 松井さんが歌詞を書かれたのはずいぶん前になると思いますが、どんな印象がありますか?
松井 そうですね…「おそ松さん」はED2曲の中でいろいろ書かせてもらっていたので、もうネタがなくなってきたな…と思ってました(笑)。
フジムラ 松井くんの歌詞のおかげで、「童貞」というワードが、あれだけスタジオに響き渡ったレコーディングはなかったですね。ほぼ全員、「童貞」って言わされてました(笑)。
松井 舞台「おそ松さん」をやって思ったのは、2.5次元の役者さんたちは本当に忙しいなと。曲を作る僕らも大変でしたけど、覚えるほうがさらに大変だなと思いました。わずか1か月ほどで、新曲8曲を覚えて、歌って踊るわけでしょ。しかも、ほかの舞台もありながら。すごいですよね。