秋アニメ「このはな綺譚」先行上映イベントレポート! メインキャストらによるトークショーとeufoniusのライブを開催

2017年9月24日(日)、秋アニメ「このはな綺譚」の先行上映会が開催され、アニメ第1話の先行上映、メインキャストによるトークショー、音楽ユニット・eufoniusによるライブが行われた。

「このはな綺譚」は、「月刊バーズ」(幻冬舎コミックス)で天乃咲哉さんが連載している、あの世とこの世の間にある温泉宿【此花亭(このはなてい)】で働く6人の狐っ子仲居たちが織りなす摩訶不思議な感動綺譚。監督は「D.C.II S.S. ~ダ・カーポIIセカンドシーズン~」の岡本英樹さん、シリーズ構成は「亜人ちゃんは語りたい」の吉岡たかをさん、キャラクターデザインは「クズの本懐」の黒澤桂子さん、主題歌はeufonius、そしてアニメーション制作は「ダンガンロンパ」「暗殺教室」のLerche。
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今回のイベントでは、まずアニメ第1話を上映し、メインキャストの大野柚布子さん、秦佐和子さん、諏訪彩花さん、久保田梨沙さん、加隈亜衣さん、沼倉愛美さんが登壇してキャラクターや作品の見どころについてのトークショーを行った。続いては、eufoniusがオープニング主題歌「ココロニツボミ」をライブで初披露。イベントの最後には原作者の天乃咲哉さんが和服姿で登場し、アニメ化にいたるまでの経緯を語った。

さらに、集まった観客へのサプライズとして第2話を特別上映するなど、最後まで大きな興奮に包まれたサプライズいっぱいのイベントになった。

そのイベント内で発表された、登壇者からのコメントを紹介しよう。

【キャストコメント】(※敬称略)
■大野柚布子(柚役)
── 柚について
とにかくまっすぐで素直な子です。思ったことが、そのまま行動や言葉に出ます。毎回、ハッとさせられることを言います。何かを変えようとかじゃなく、思った通り、ありのまま素直に言える子です。


── 今後の見どころ

1クールを通して、四季がゆっくり描かれています。それぞれの関係性、成長がゆっくり流れていきますが、その中で忘れていたことを思いだしたり、ハッとさせられるところがきっとあると思います。


■秦佐和子(皐役)
── 皐について
第1話で少しは(柚と)分かり合えたかな…? (チビ公から柚へと)呼び方も変わりました。怒って、イライラしていることが多かったんですが、柚と接することで表情が変わったりしていくのを短い時間でも感じられたんじゃないかと思います。


── 今後の見どころ
まだまだ(柚と)距離があるけど、どんどん絆を深めていくのを注目して見てください!


■諏訪彩花(棗役)

── 棗と蓮との関係について
(蓮とは)実はラブラブです! 決して倦怠期ってわけじゃなく(笑)、わかりあってるんです! 棗は見た目は男の子みたいですが、女の子ですよ! あっけらかんとしてムードメーカーです。


── 今後の見どころ

言っちゃっていいのかな? (蓮と)あそこまでの仲になるまでが、今後、描かれます! 蓮はメチャクチャかわいいので、2人の関係をぜひ見てほしいです!

■久保田梨沙(蓮役)
── 蓮について
(蓮のイメージは)ピンクです! (性格に二面性が見られることについては)1話ではすっごい怒ってますけど、キライにならないでください! ツンツンして嫌な子に見えがちですけど、いい子だから、デレるのを待っててください。

■加隈亜衣(櫻役)
── 櫻と桐との関係について
目の輝きがいいですね。あとは桐さんとの関係もいいです。まだ1話ではそれぞれ本性を明かしてないんですが、みんないいところがあります。櫻はどれくらいしゃべるのか…? 櫻の見方は、みなさんがそれぞれ勝手に「こんなこと思ってるんだろう?」って声を当てていただければと思います(笑)。


■沼倉愛美(桐役)
── 桐と櫻との関係について
諏訪ちゃんが「(桐と櫻は)熟年夫婦みたいだ」って言ってました(笑)。(桐と櫻の)ああいう会話は仲良くないとできないですよね。桐は心のガードが少ない人。みんなを見守りながら、心が動いたらそのまましゃべる人なので楽に演じさせていただいてます。1話では実はカメ役もやってて、そっちのほうが力が……(笑)。


■riya(eufonius ボーカル) 
── 楽曲「ココロニツボミ」について
物語も素敵ですが、やはり画がキレイなので、カラーの絵が曲を聞いたときにバーッと脳裏に浮かぶといいなと思って作りました。作詞は、柚ちゃんを思い浮かべながら書いたので、彼女が手伝ってくれたようなものです。ツボミというのは、これから咲いてくれる柚ちゃんっぽいなと。日常を頑張っているみなさんへのエールになれば。


■菊地創(eufonius サウンドプロデューサー)
── 楽曲「ココロニツボミ」について
(劇中の音楽は)3週間くらいで50曲は作りました。多いほうだと思います。原作が好きでハマって、曲もすんなりと書けました。女性ばかりの繊細な人間関係を音楽でも描けたら、花が舞うシーンをキレイに彩ることができればという思いで書きました。


■天乃咲哉(原作者)
── アニメ化について
プロデューサーからオファーをいただいたんですが、その内容が一番うれしかったんです。プロデューサーのお父様が体を壊されたとき、私の作品を見て、それがすごく響いたと。それで、アニメで多くの人に届けたいと言ってくださって……。私にとってはその気持ちで十分で、ポシャってもいいやと(笑)。ずいぶん奔走して、長い年月かけて決まりました。(出来上がった作品は)本当にすごくて、何も不満がない! あまりに出来が良くて、こんなによすぎて大丈夫かなと……。みなさんの演技もすごく素敵で本当にありがたいです。

(C)天乃咲哉・幻冬舎コミックス/このはな綺譚製作委員会