新人さん、いらっしゃい! 第1回 ロックなサウンドとPOPなメロで、「コンビニカレシ」を彩る名古屋発バンド「Cellchrome」

日々多くのアニメソングが発表される今日この頃、アニメソングを歌う期待のニューカマーも続々登場している。そこで、アキバ総研的に気になる「新人さん」に突撃インタビューする連載がスタート!

記念すべき第1回は、全員名古屋出身というロックバンド「Cellchrome」に突撃! 8月23日、TBSアニメ「コンビニカレシ」OPテーマ「Stand Up Now」でデビューする彼らに、音楽ルーツや楽曲製作エピソードを聞いてみた。

一筋縄ではいかない音楽ルーツを持つ4人!

 

──まずは皆さんの自己紹介からお願いいたします!

 

tatsuma ドラムのtatsumaです。メンバー1パーティー野郎です。

 

一同(笑)

 

Mizki ボーカルのMizkiです。最近はアニメにはまっています。

 

陽介 ギターの陽介です。メンバー1几帳面な性格です。

 

ニワケン ベースのニワケンです。見た目でわかると思うんですが、一番渋めなメンバーです(笑)。

 

──非常に個性的なメンバーぞろいの「Cellchrome」ですが、どのようにしてバンドは結成されたのでしょうか。

 

tatsuma 元々は陽介以外の3人でバンドをやっていたんですが、音楽活動していく中で陽介にも出会い、一緒にバンドをやろうということで「Cellchrome」結成に至りました。

 

Mizki 結成は2015年11月です。

 

──ということは2年足らずでデビューに至ったと! もともと皆さんは、どういう音楽を聴かれていたのでしょうか?

 

tatsuma 小学生の頃はJ-POPが好きで、「EXILE」や「CHEMISTRY」をよく聴いていたんですが、当時、EXILEが「GLAY」とコラボしまして(2005年リリースのシングル「SCREAM」)、そのMVを見てロックミュージックに感銘を受けたんです。そこからGLAYをきっかけに、初期のビジュアル系といわれる「L’Arc~en~Ciel」や「Janne Da Arc」あたりを漁るように聴いて、そこから邦ロックや洋楽も聴くようになりましたね。そんな中で、一番影響を受けたといえるのは、「SIAM SHADE」かもしれません。

 

Mizki 僕も地元の友達がラルク好きで、一緒に聴いていたんですが、そこから90年代のビジュアル系をよく聴くようになり、「X JAPAN」「LUNA SEA」「Janne Da Arc」──その辺りをたどっていきました。その後、ギターを始めたのでリフとかテクニックが気になるようになって、その頃からテクニカルなアニソンを聴くようになりました。アニソンってスタジオミュージシャンの本気のプレイが聴けるんですよね。

 

──ギターの陽介さんはいかがでしょうか。

 

陽介 僕は中学の頃に、お父さんの影響でギターを始めたんです。「Led Zeppelin」をきっかけに70年代のロックを聴くようになり、「Deep Purple」とか「エリック・クラプトン」とか王道を聴いていましたね。やっぱりギターを弾いていると、だんだんテクニカルな曲が好きになっていって、高校の時には「MR.BIG」にどハマリしていたんですが、作曲をするようになりギターフレーズだけじゃなく曲全体を聴くようになった時に、自分はポップでロックなの曲が好きなんだなと気づいたんです。だから、曲はハードロックなんだけどポップなメロというのが、自分の音楽性のルーツなんじゃないかなと思います。

 

ニワケン うちはロックバンドを聴く母親だったんで、自然と僕の耳にも入ってきてはいました。一時期、母親と「マキシマム・ザ・ホルモン」にはまっていて、最初に行ったライブが「マキシマム・ザ・ホルモン」のステージだったんです。

 

──お母さんとホルモン!

 

ニワケン 初めてのライブがホルモンのライブだったんで、いろいろと衝撃的でした(笑)。ベースの上ちゃんがすごくカッコよくて、そこで初めてベースという楽器を認識したんです。今はプレイスタイルこそ全然違うんですけど、そこからベースってこんなにカッコイイ楽器なんだと思い、弾き始めました。その後、ミクスチャーとかラウド、メタルといった音楽にハマっていたんですが、最近はベーシストとして渋さとか色のある音を出せたらいいなと思って、ジャズをはじめいろんな音楽を取り入れようと思っています。

左よりMizkiさん、tatsumaさん、ニワケンさん、陽介さん