モノブライト・出口博之の「いいから黙ってアニソン聴け! in 2017夏」

全国1千万人のアニメファンの皆様こんにちは。モノブライトのベース、および、アニメソング・特撮楽曲中心のDJこと出口です。新クールのアニメ作品が出揃うとどこからともなくやってくる流浪のコラム「いいから黙ってアニソン聴け!」、前回春アニメのコラムがご好評をいただきまして今期も至高のアニメソングを語るため馳せ参じました。

初めましての方に当コラム「いいから黙ってアニソン聴け!」について少し説明させていただきますと、ワタクシ出口が新クールに放送されるアニメ作品の主題歌(オープニング、エンディング)を全部聴いて「ベーシストとDJの視点」という、大いなる主観を軸に今期のアニメソング十傑を選出するコラムとなっております。重ねて申し上げるとランキングではなくあくまで選出ですので、楽曲(そしてアニメ作品)の順列ではないことを留意して「あー、こんな聴き方もあるのね」程度にお読みいただけたら幸いです。

 

さて、楽曲選出に入る前に今期2017年の夏アニメ作品の傾向をおさらいしておきましょう。

今期夏アニメは49タイトル。おおまかな傾向はネームバリューの高い人気作品の続編タイトルが多いことが見受けられます。注目度で言えば20周年を迎える最遊記のシリーズ新作「最遊記RELOAD BLAST」と、原作連載25周年になる「魔法陣グルグル」、ファンの皆様は大変興奮したのではないでしょうか。かくいう私も魔法陣グルグルはど真ん中世代、グルグルがまたテレビで見られるのを嬉しく思っているひとりであります。

作品自体のジャンルで見ていくと、バラエティ豊富、という表現を軽く100段くらい飛び越えるほどの振り幅の広い作品が揃っています。従来のジャンルに加えて特に印象が強いのは本格的に「倒錯した性的表現」が入っていること。これまでの作品にも「エロいアニメ」はありましたが、ここまで倒錯した作品が放送されている今期はかなりスゴい状況だと思います。

「過激なエロを放送するのスゲー!」という話ではなく、そういった過剰で倒錯した表現をアニメ作品として冷静に視聴するリテラシーの高さは日本のアニメ文化のひとつの到達点なのかも知れません。

話がそれましたが、ともかく幅の広い作品が多いのが今期アニメ作品の特徴と言えるでしょう。

 

それでは、「いいから黙ってアニソン聴け!」2017年夏アニメ作品楽曲の十傑はコチラ!!!

 

 

・アホガール

OP「全力☆Summer!/Angela」

 

・異世界はスマートフォンとともに。

ED「純情エモーショナル/リンゼ(福緒唯)、エルゼ(内田真礼)、八重(赤﨑千夏)、スゥシィ(山下七海)、ユミナ(高野麻里佳)、リーン(上坂すみれ)」

 

・賭ケグルイ

OP「Deal with the devil/Tia」

 

・クリオネの灯り

OP「クリオネの灯り/aki」

 

・潔癖男子!青山くん

ED「太陽がくれた季節/富士美高校サッカー部」

 

・最遊記RELOAD BLAST

ED「リフレイン/ラックライフ」

 

・セントールの悩み

OP「教えてダーウィン/ピュアリーモンスター」

 

・ナイツ&マジック

OP「Hello!My World!!/fhána」

 

・プリンセス・プリンシパル

OP「The Other Side of the Wall/Void_Chords feat.MARU」

 

・妖怪アパートの幽雅な日常

ED「日常識Broken down/稲葉夕士(CV.阿部敦)長谷泉貴(CV.中村悠一)」 

 

以上! ありがとうございました! また秋に!

というわけにはいかないので、解説に移りたいと思います。