ファンへの愛情たっぷり! 山崎エリイ1stシングル「十代交響曲」リリイベツアー最終日レポ&インタビュー!

みずからを「曇り女」と公言する、声優・歌手の山崎エリイさん。リリイベツアーの最終日も見事な曇り! とても過ごしやすい1日だった。イベントは、トークにミニライブにプレゼントコーナー、そしてお見送りと盛りだくさんで、どれもファンに対する愛情をたっぷりと感じるものとなった。

2017年4月19日(水)に発売された山崎エリイさんの1stシングル「十代交響曲」。そのトーク&ミニライブ&お渡し会イベントツアーが、5月14日(日)、科学技術館サイエンスホールでファイナルを迎えた。発売日前日からスタートしたツアーだったが、2017年4月30日(火)に、1stソロライブ《First Live 2017「Teenage Symphony For You」》が開催されるなど、彼女にとってはかなり密度の濃い1か月弱になったのではないかと思う。

 

大きな拍手で迎えられ、「十代交響曲」MVのバレエシーンで着ていたトップスとライブ仕様の白いスカートという衣装で登場した山崎さん。まずは司会とともに、このイベントツアーを振り返っていく。「『十代交響曲』はトークの後に歌うのが、温度差的に大変だった」という話や、大阪と名古屋のイベントでおいしいものをいっぱい食べたという、ツアーならではのエピソードも披露。ちなみに指をクロスさせる「十代交響曲」のポーズも、このツアーで決まったとのこと(写真参照)。

 

 

ファンから募集した「10代のうちにチャレンジしてほしいこと」を紹介するコーナーでは、「ボーリング」や「自転車の練習」などがあがる。「自転車は、ピンクのディズニープリンセスの自転車しかない」という発言も飛び出していたので、自転車にはかなり乗ってなさそうだ……。最終的に「十代のうちに(笑わずに)瞑想をする」というお題にチャレンジすることになったのだが、笑いが全然止まらないという、ある意味予想通りの結果に。笑ったかどうかを判断するためにフエラムネを口にくわえているという時点ですでに面白かったので、これは仕方ないでしょう!

 

会場の皆さんからのアンケートに答えるコーナーでは、1stワンマンライブについて、真面目なコメントがたくさん聞けた。「会場に来たすべての方々に、自分のパフォーマンスがどう届くのかを考えて、なおかつ自分も楽しめればいいなと思いながらライブを作らせてもらいました。ライブで披露したバレエは、以前習っていた頃に踊っていたもの。中学1年生頃に踊ってスポットライトを浴びて、そこから人前に立つ楽しさや見せ方を気にするようになった」と、彼女が今ステージに立っているルーツがバレエにあったことを語った。また、衣装の早替えの裏話や「『ドーナツガール』で客席に降りたとき、みんなの楽しんでいるお顔を真横で見ることができて、ステージ(で歌うとき)とは違う楽しさがあった」と嬉しそうに話していたのも印象的だった。

 

そして、まったりと笑顔になるトークコーナーからミニライブコーナーへ。まずは彼女の初作詞曲となる「Pearl tears」から。「愛犬への思い、そこに人魚姫のはかない思いをリンクさせて作った楽曲になっています」と語っていたが、目を閉じて、思いに浸りながら透き通る歌声を響かせていた。続く「十代交響曲」はダークでヘヴィーな楽曲。ライブで歌うたびに重みが増していくようで、どんどんカッコよくなっていく。普段のかわいらしさとのギャップもあるが、曲の世界に入り込んで歌うパフォーマンスで、聴く人を引き込んでしまう力強さも感じる。そんなパワフルなところが彼女のステージにはあるので、知らない人はぜひ一度見てほしいと思った。

 

イベントの最後はプレゼントを懸けて負け残りジャンケン大会、そしてお見送りをしてツアーの全行程を終了した。

 

次ページでは、イベント後の山崎さんへのインタビューを掲載!

そちらもご覧いただきたい。