公開中のアニメ映画「この世界の片隅に」より、興行収入が3億円を突破したことが発表された。
「この世界の片隅に」は、こうの史代さんが漫画アクション(双葉社)で連載していたマンガを原作とした劇場アニメ。昭和19年~20年、広島県の呉に18歳で嫁いだ少女・すずを主人公に、戦時中も当たり前に営まれていた人々の暮らしを描く。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直さんで、6年の歳月をかけて戦中戦後における呉の綿密なリサーチと時代考証を行ったという。
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今回、公開3週目にして観客動員数22万人、興行収入3億円を突破したことが発表された。特に11月26日(土)、27日(日)の興行成績は前週比114%で、全国映画動員ランキングでは前週の10位から6位へと大幅ランクアップしており、口コミ効果を感じさせる結果となった。
12月3日(土)からはさらに上映館が拡大され、全87館での上映となるとのこと。ますます勢いを増す本作の公開劇場についての情報は公式サイト(#)にてチェックしてほしい。