「アクセル・ワールド」の黒雪姫役などで知られ、アーティスト活動も展開していた声優の三澤紗千香が、新曲「アラウド」の発表に合わせて、今までの軌跡をまとめたベストアルバムをリリースする。「アラウド」は、劇場公開作品「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のイメージソング。彼女にとっては、2年振りの新曲だ。「音楽活動はやっぱり楽しい！」と、笑顔を見せてくれた三澤。佳曲が並んだベストアルバムは、今後の活躍を予感させてくれる力作になった！

新曲「アラウド」は、デビュー曲「ユナイト」へのアンサーソングです

──「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」の劇場公開に合わせてのベストアルバムですね。

三澤　そうなんです。自分がヒロインを演じた作品が劇場公開されるだけでもうれしいのに、「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のBlu-ray、DVDの発売に合わせて、三澤のベストアルバムもリリースしてくださるという、さらなるうれしい知らせが舞い込んできた時は、びっくりしました。

──ベストアルバムのタイトルも「-INFINITE Selection-」と、符合させて。

三澤　「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」をリスペクトしてみました。私の音楽活動は「アクセル・ワールド」から始まりましたし、「INFINITE」という言葉は、未来を感じさせてくれるので、いいタイトルだなと思いました。

──まずは1曲目に、最新曲の「アラウド」。「アクセル・ワールド INFINITE∞BURST」のイメージソングですね。

三澤　「アラウド」は、TVアニメ「アクセル・ワールド」の後期エンディングテーマで、私のデビュー曲となった「ユナイト」へのアンサーソングになっています。作詞が同じく分島花音さんで、「ユナイト」では編曲を担当された千葉”naotyu-“直樹さんが、今回は作曲・編曲を手がけてくださいました。デビューの時から三澤のことを知っているお2人なので安心感があって、でき上がった曲を聴いたら、最高でした。

──レコーディングは、いかがでしたか？

三澤　三澤紗千香名義の曲を歌うのは久しぶりなので、不安もあったんですが、スタッフの方がプレレコーディングの日を取ってくださって、そこでしっかりと表現を詰めることができました。本番は気負いなく歌うことができましたし、今回は楽器のレコーディングや、トラックダウンにも同席させていただいて、制作に深く関わることができて。音楽を作っていくのって、やっぱり楽しい！　って改めて感じました。

──「アラウド」は、勢いがあって、キラキラしていて、アルバムのトップにふさわしい曲ですよね。

三澤　加速感がありますよね！　パワーあふれる曲で、キーも今までよりも高めだったので、これを歌ったら、またひとつ成長できるとワクワクしながら、レコーディングに臨みました。イントロからして、「ユナイト」感がありながら、それを越える感じになっていますし、ボーカルを聴き返すと、発声方法も表現力も、デビュー当時とは違うなと。ずっと私の曲を聴いてきてくれた人たちに、2016年の三澤をお届けすることができたと思います。

──今回のアルバムでは、まず最初に、今の三澤紗千香を聴いてほしかったと？

三澤　そうですね。「アラウド」で勢いをつけて、そこから三澤の軌跡をたどっていくという構成です。1枚通して聴くと、ライブに参戦したような充実感を味わっていただけるのではないかと思います。