TVアニメ「Dimension W」より、オフィシャルイベントレポートが到着した。
「Dimension W」は、岩原裕二さんがヤングガンガン(発行:スクウェア・エニックス)に連載中の同名コミックを原作としたTVアニメで、第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」が実用化された近未来が舞台のSF作品。監督は「うさぎドロップス」の亀井幹太さん、シリーズ構成は「輪廻のラグランジェ」の菅正太郎さんが担当。梅津泰臣さんが手がけたオープニングも話題を呼んだ。
8月14日(日)に開催されたスペシャルイベントには、メインキャスト陣5名に、EDテーマを担当したFo’xTails、シークレットゲストとして阪口大助さんが登場。朗読劇やトークショー、ライブ、さらには26日(金)に発売されるBlu-ray最終巻収録の新作アニメーションの上映など、盛りだくさんの内容で集まったファンを喜ばせた。以下、レポート。
今年1月から3月に渡って放送していたTVアニメ「Dimension W」のスペシャルイベントが、8月14日(日)、東京・ティアラこうとう大ホールにて開催された。イベントではマブチ・キョーマ役の小野大輔さん、百合崎ミラ役の上田麗奈さん、アルベルト・シューマン役の石田彰さん、ルーザー役の中村悠一さん、エリザベス・グリーンハウ=スミス(エリー)役の鈴木絵理さんが参加した朗読劇をはじめ、キャスト陣によるトークショーや、Blu-ray第6巻に収録される新作アニメーションのコメンタリー付き上映に加え、本作のED主題歌「Contrast」を担当したFo’xTailsのライブなどが行われた。
まずはキャスト陣が参加した朗読劇から。内容は、新規エピソードを交えつつ、TVアニメ「Dimension W」を映像と朗読で振り返るというもの。chapterが全部で3つに分かれており、chapter1はキョーマとミラの視点から、chapter2はルーザーとエリーの視点から描かれ、最後のchapter3は物語のクライマックスとなるイースター島編をアルベルトの視点で描く内容となっていた。そんな中、ファンには嬉しいサプライズも! chapter1のアバン後にOP映像が流れたのだが、いつもはキョーマがダンスを踊っているシーンで、なんとミラがダンスを披露。なんとこれはBlu-ray第6巻に収録される新作アニメーションのOP映像とのことで、この演出に観客からは大きな歓声があがっていた。他にも、chapter1ではミラと初めて会った時のキョーマの心情などがモノローグとして追加されていたり、chapter2ではTVアニメ化されていないルーザーとエリーの出会いのシーンなども追加されていた。また、chapter3ではキョーマの元戦友アルベルトのナレーションでイースター島編を振り返った。朗読劇後はそのままライブコーナーへ。ステージに登場したFo’xTailsがED主題歌「Contrast」を熱唱し、さらに会場を盛り上げた。
続いては、本日のシークレットゲストであるハリソン・イーストリヴァー(ハリー)役の阪口大助さんを司会進行役に迎えたトークショー。1つ目のコーナーは「コイルナンバーズトーク」。これは引いたナンバーズの番号に合わせた質問に対して、回答していくというもの。まずは小野さんが挑戦し、引いたナンバーズのお題は「最近した大きな選択は?」。この質問に対し、小野さんは「OP映像のダンスを踊ろうと思って練習しました」と答えると、司会の阪口さん含め会場全体が「踊って~」という空気に。仕方ないと言いつつも、ダンスを披露した小野さんには観客から大きな拍手が送られていた。2つ目のコーナーは「ハリーの深堀りアンケート」。これはキャスト陣に事前に採っていたアンケートに対しての回答を紹介するというもの。「演じたキャラクターとの共通点は?」という質問に対する中村さんの答えが「肉が好き」。阪口さんの「ルーザーって、そんなキャラでしたっけ?」というツッコミに対し、中村さんは「ルーザーと似ているところを考えたんですけど見つからなかったので、自分の特徴にルーザーを近づけていった結果がこれです」とコメント。同じ質問に対する鈴木さんの答えは「低血圧」。私が低血圧だからエリーもきっとそうに違いないと語り、中村さんと同じく、多分に願望が入った回答に会場は笑い声に包まれた。
そして、Blu-ray第6巻に収録される新作アニメーションのコメンタリー付き上映のコーナーでは、キャスト全員が思わず映像に見入ってしまい、一瞬会場が静まり返ってしまうという場面も。コメンタリー終了後には、本日のイベントで発売されているグッズや、Blu-ray&コミックの発売情報などが紹介された。約2時間にわたって開催されたイベントは終了の時間を迎え、最後はゲスト全員が一言ずつコメント。それぞれが会場に駆けつけたファンへ感謝のメッセージを送り、夏の暑さにも負けないほど熱く盛り上がったイベントは幕を閉じた。