8月26日公開のアニメ映画「君の名は。」より、著名人からの推薦コメントが到着した。
「君の名は。」は、「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」などを手がけ、その美しいアニメーションと繊細なストーリーで世界中から支持を集める新海誠監督の最新作。都会に憧れる田舎の女子高生と都会の男子高生を主人公に、夢の中で入れ替わるふたりの恋と奇跡を描く。原作・監督・脚本は新海誠さん、作画監督は「千と千尋の神隠」をはじめ数多くのスタジオジブリ作品に参加した安藤雅司さん、キャラクターデザインは「心が叫びたがってるんだ。」の田中将賀さん、音楽はRADWIMPS、制作はコミックス・ウェーブ・フィルム。
今回、本作をひと足早く観た各界の著名人から絶賛のコメントが寄せられた。
・秋元康さん(作詞家)
心が震えた。
風が木々を揺らすように、心の奥底がざわざわした。
人は、誰かを探している。
人は、誰かを待っている。
運命はいつだってもどかしい。
新海誠が描く世界は、”それでも”希望に満ちている。
・鈴木敏夫さん(スタジオジブリ プロデューサー)
人類が最後にかかるのは、希望という名の病気である。
──映画を見ながら、サン=テグジュペリのこの言葉が何度も脳裏を過った。
・岩井俊二さん(映画監督)
新海作品はマグリットの「ピレネーの城」に似ている。
大胆不敵にして不朽の説得力。
「君の名は。」はそんな彼の集大成だと言いたい。
けど彼の「ピレネーの城」はもっともっと高みにあるような気もするのだ。
・秦基博さん(シンガーソングライター)
「君の名は。」、どれほどの思いを巡らせばこんな物語を結べるのだろうかと打ち震えました。
それは感動と畏怖とが綯い交ぜになったような、なんとも言い表わせない複雑な感情で、鑑賞後、僕はしばらく言葉を失ってしまいました。
このピュアネスとリアリティ、そしてスケール感。あまりにも圧倒的です。
・関口靖彦さん(本とコミックの情報誌「ダ・ヴィンチ」編集長)
あの人と、ずっと一緒にいたい。
そんな切実な思いすら、僕たちは日々の雑事にかまけて忘れてしまう。
「君の名は。」は、そんな僕たちのための物語だ。
「忘れること」に抗い、ただひたすらに「あの人」に手を伸ばすための物語なのだ。
・相田冬二さん(ノベライザー)
わけもなく、涙がながれた。
なにかをおもいだす。
なにかがよみがえる。
人間の、そんな根源的な力に、
初めて出逢った気がした。