11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」より、本予告映像が発表された。
「この世界の片隅に」は、こうの史代さんが漫画アクションで連載していたマンガを原作とした劇場アニメ。昭和19年~20年、広島県の呉に18歳で嫁いだ少女・すずを主人公に、戦時中も当たり前に営まれていた人々の暮らしを描く。監督は「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直さんで、6年の歳月をかけて戦中戦後における呉の綿密なリサーチと時代考証を行ったという。
今回公開された本予告では、軍港・呉に停留する戦艦大和や戦闘機などと隣り合わせに居ながらも、すずが工夫を凝らして楽しんで生活している姿を見ることができる。また、音楽を「マイマイ新子と千年の魔法」でも主題歌を手がけたシンガーソングライターのコトリンゴさんが担当することも決定。本作の世界観を壮大に歌い上げる。
・コトリンゴさんコメント
「オファーをいただいた時は嬉しい気持ちと、片渕監督の綿密な作品作りについていけるようにと気持ちを引き締めました。
原作には、とても不思議な引き込まれ方をしました。これまで読んできた戦争の時代のお話とは少し違い、その時代の普通の人々の、普通の暮らしが丁寧にかかれていて、主人公のすずさんのほんわかした雰囲気が、身近に感じられたからだと思います。そのすずさんの心情にすごく合っているからと予告編に使用してくださっていた「悲しくてやりきれない」のカバーをさらにリアレンジしてすずさんに寄り添えるように、生楽器をメインに書き直しました」