TVアニメ「クオリディア・コード」のセカンド・エンディングテーマ「約束 -Promise code-」を、2016年8月17日にリリースする「GARNiDELiA」 (ガルニデリア)。彼ららしいアグレッシブな楽曲に仕上がった。さらに、今回のシングルの大きな特徴は和のテイスト。タイトル曲の「約束 -Promise code-」だけでなく、収録曲のすべてが、和を感じられる楽曲になっており、ジャケット写真では、メイリアの妖艶な和装も。約1年ぶりのシングルに気合いが入ったと語る、メイリアとtokuに話を聞いた。

約1年ぶりのシングルで、みんなに伝えたい思いが溜まっていました

──ニューシングル「約束 -Promise code-」のジャケットは艶やかですね。

メイリア　ありがとうございます。めちゃめちゃ気合い入れました。ずっと和のテイストに挑戦したいと思っていた時に、「クオリディア・コード」のエンディングテーマのお話をいただいて。私たちが担当する神奈川編のメインキャラは、日本刀で戦うという設定だったので、和風のアレンジができると思ったんです。それと前後して「極楽浄土」という和のダンス曲をネットで公開していて。この曲をカップリング曲として収録することが決まったので、いっそジャケット写真も含めて、1枚まるまる和を感じさせるシングルにしようと思いました。

──神奈川は、首席が天河舞姫、次席が凛堂ほたると、女子のコンビなんですよね。

メイリア　そうなんです。3都市で唯一の女子コンビで、2人が“約束”という言葉をよく使うので、それを曲のタイトルにしようと思いました。お互いがお互いを大切に思っていて、2人で一緒に戦うから強くいられるという彼女たちの思いに、私たちGARNiDELiAからファンに対する気持ちを乗せて、歌詞を書いていきました。「１人では届かない世界を見に行こう」という言葉から始まる、まさに“約束”をテーマにした曲です。GARNiDELiAの久々のシングルなので、みんなに伝えたいことが溜まっていて、詞は悩まずに書けました。

toku　前作と今作の間にライブをたくさんやったので、そこからフィードバックされた思いを、詞にもサウンドにも込めることができたと思います。こういう曲を作ったらノッてくれるとか、こういう歌詞なら共感してくれるとか。「約束 -Promise code-」だけでなく、今回のシングルの3曲は、どれもそうですね。

メイリア　ファンのみんなとの交流に影響されたというか、ライブで盛り上がる曲を書きたいという思いが、最初から強かったですね。

toku　海外でライブをやることも多くなって、和のテイストが好まれるんですよね。そういう面もあって、今回はサウンドもビジュアルも、和を推してみるのが面白いんじゃないかなと思ったんです。

──「約束 -Promise code-」はエンディングテーマですが、アップテンポですね。

toku　アニメサイドからのオーダーで、エンディングですがアッパーでお願いしますと。だったら、GARNiDELiAらしい押しの強い曲でいこうと思いました。和の音階は5つの音で構成されているので、曲調の幅が狭くなりがちなんですよね。それを感じさせないようにするにはどうしたらいいかと考えながらアレンジしていって。GARNiDELiAの曲の中で一番BPMが速い、攻めた曲になりました。バンドの演奏も大変で、まるでスポーツだなと。一番大変なのは歌だと思いますけど。

メイリア　激しいです（笑）。

toku　こだわったのはメロディで、どんなアレンジを施しても負けないものを書きたいなと思いました。こんなにテンポを速くしても伝わるということで、僕の中では高得点のメロディが書けたと思っています。

──ボーカル録りは大変だったんですか？

メイリア　テンポが速いのはもちろん、構成がドラマチックで、ダダダッと駆け抜けたかと思うと、スッと抜かなければいけないところがあって、テンションの高低差が激しい曲なんです。難しかったですけど、頑張って歌いました。

──たしかに構成は複雑ですよね。

メイリア　Aメロはリズムが刻まれているんですけど、Bメロでは一転して、ピアノと歌だけでふわっと開ける感じになって。そのニュアンスの違いは意識しました。

toku　「クオリディア・コード」は物語の展開によってエンディングが変わるので、少ないオンエア回数の中で、いかに印象に残る曲にするかということも考えました。89秒のTVサイズの中にもいろいろな展開があって、キャッチーな曲にできたと思います。