M・A・O×新谷真弓×本名陽子。「宇宙パトロールルル子」の女性キャスト陣が、あのブッ飛んだ世界観を語る!

今石洋之監督×TRIGGERの「宇宙パトロールルル子」が、9月にBlu-ray化される。初回限定版には、TVアニメ本編では語られなかった、いろいろなキャラの秘密がわかる音声ドラマを収録したCDも付くという。今回は、その収録直後に、「ルル子」の女性キャスト陣(ルル子役/M・A・O、ミドリ役/新谷真弓、ララ子役/本名陽子)にインタビュー。TVアニメ本編もCDドラマも、とにかくハイテンションな「ルル子」の舞台裏を語ってもらった!

子供向けアニメのお母さん役だとうかがっていたので、衝撃を受けました(本名)

──「宇宙パトロールルル子」は、毎回7分程度のショートアニメでしたが、内容はかなり凝縮されてましたね。

M・A・O 収録は怒濤でした。毎回、何話かまとめてアフレコしていたので、あっという間に始まって、終わっていったという印象です。

新谷 現場は楽しかったですね。スタッフさんと役者陣がみんなでディスカッションしながら作っていく感じがあって。

──アドリブもたくさん入っているとうかがっています。

M・A・O みなさん、入れられるところがあれば入れていこうという姿勢でした。特に、新谷(真弓)さんのミドリちゃんと、稲田(徹)さんのジャスティス本部長がすごくて、。最初からインパクト大でした。

新谷 M・A・Oちゃんも、「きゅん」とか「ドキッ」とか、かわいいアドリブを入れてたし、クライマックスでは絵の熱量に負けない熱い芝居をしてたよね。

M・A・O お母さん(ララ子)も、すごかったです。いつも、「オホホホホ~」と高らかに笑ってらっしゃって、気持ちよさそうだなと思う半面、しんどくないのかな、すごいなと思っていました。

本名 この作品にお誘いいただいた時、私は出産直後で、主人公の女の子のお母さん役だとマネージャーから聞いたので、こんなに今の自分にぴったりの役はないと思ったんです。さらに、なぜか子供向けのアニメだということになっていて。

新谷 どこで、そうなっちゃったんでしょうね(笑)。本名さんは爽やかなお声のイメージがあるから、子供向けの作品のお母さん役って言わないと、引き受けてもらえないと思ったんじゃないですか(笑)。

本名 私自身、ここまで吹っ切れた役は初めてでした。しかも、キャラの絵を見たら、衝撃的な衣装で(笑)。でも、収録が始まったら、爽快感に包まれて(笑)。授乳中でお酒が飲めないストレスも、ララ子を演じることで解消されたんです。私にとっては精神安定剤のような貴重な役になりました。

新谷 ドスの効いた、かっこいいお母さんでしたよね。娘を蹴っ飛ばしたりもして(笑)。

M・A・O あの時は、「蹴られた! 親子なのに!」と思いました。

新谷 マジ蹴りだったからね。

M・A・O さすが宇宙海賊だと思いました。

──クライマックスでは、ルル子の恋を応援していましたね。娘を見つめるまなざしも、やさしくなって。

本名 12話でルル子の前に久しぶりに現れて、頭をなでてあげるシーンは大好きで、感情がグッと入りました。やっと、母と娘という感じのシーンがやってきたと思えたんです。

M・A・O あのシーンは、お母さんのやさしさに感動しました。でも、その直後に、いつものように投げられて、「あー、結局、いつもの感じだ」と思いました(笑)。