声優業界イチのロボット好き声優・泰勇気が、気になる最新トイホビーを遊びつくす人気連載!
泰勇気のトイ遊々記 第45回 METAMOR-FORCE 勇者指令ダグオン パワーダグオン(後編)
前回はビークル形態および、ロボット形態への変形合体ギミック、プロポーションをご紹介しましたが、後編ではロボット形態の詳細レビュー。および超火炎合体にも挑戦いてみたいと思います!
⇒こちらの記事もあわせてどうぞ!
・声優・泰勇気が「METAMOR-FORCE 勇者指令ダグオン パワーダグオン」を深掘りレビュー・前編! 新解釈でプロポーションも変形・合体ギミックも共存する、超絶トイ!
劇中でもショベルをドリルに換えて活躍するシーンがありました。
専用台座を使用すれば浮遊状態でのディスプレイも楽しめます。ただ、長時間浮かせたままのディスプレイは、パーツに負荷がかかって危険かと思うのでご注意ください。
ファイヤーダグオンに付属していたライオソードを持たせることも可能。
交換用手首にはライオソード持ち用手首も付属。しっかりとライオソードを握らせることができます。
こちらはパワーダグオンに付属している無限砲。ガンキッドへの変形はオミットされているものの、かなり大きくて豪華な付属品となっています。
ダイキャスト製のアームを使ってパワーダグオンに装備。
フォアグリップは劇中同様スライドが可能。
ショベルを立てて反動に備えて……
「ターゲットマーク、セットオン!」
「ファイヤーー!!」
ライオソードも持たせてみました。パワーダグオンの力強さもあって、なかなか様になります。
無限砲はファイヤーダグオンにも装備可能。劇中同様に腰部にジョイントパーツを装備。
ダイキャスト製の接続アームを使って腰部に接続。
無限砲を支えるための、支柱との接続用アタッチメントを使用。
「ファイヤーー!!」
無限砲はかなりぶっといので、ポージングさせるのはちょっと難しいのですが、この大きさだからこその満足感があります。
ちなみに左側の腰にも装備可能です。
次はお待ちかねの、超火炎合体です!
超火炎合体スーパーファイヤーダグオン完成!
「超火炎合体!!」
あの超印象的な、ファイヤージャンボを背負った状態を再現可能です!
ただし! ファイヤージャンボもパワーダグオンも、かなりの重量なので支柱を使ってしっかり保持させましょう。
ファイヤージャンボは劇中同様に、この状態から変形させます。
劇中でも、この超火炎合体のシーンはとても感動的でした。
パワーダグオンの背中に合体していたファイヤージャンボをそのまま変形させ、ファイヤーダグオンとパワーダグオン2体のロボットが背中合わせになります。胸熱!!
パワーダグオン、ファイヤーダグオンから、こちらのパーツを分解。
ファイヤーレスキューとファイヤーラダーは、ファイヤーダグオンの脚部内に格納します。
パワーダグオンの脚部は、ファイヤーダグオンの足裏に合体するパーツに変形。
ジョイントをファイヤーダグオンの足裏に差し込みます。
勇者ロボの、いわゆる「グレート合体」ってすごいですよね。明らかに足裏に大きなブロックが追加されているだけなのに、こんなに力強くなり、まさに「グレート」なイメージにしてしまうんですから。
パワーダグオンの両腕を組み合わせて前腕を形成。
ファイヤーダグオンの上腕に接続します。
パワーダグオンからダグファイヤーを取り出し、ファイヤーストラトスをファイヤーダグオンに合体させます。入れ換えなくても合体はできますが、設定を再現しようとする心意気は大切です。
ファイヤージャンボの機体後部を、コンパクトに変形させます。パワーダグオンの頭部は前に倒して顔を隠します。
変形させたテール部分を倒します。ジェットエンジンは内側に寄せるか外側に寄せるかを、好みで選択。
ファイヤーダグオンの頭部両サイドの飾りを、パワーダグオンの胸部飾りと交換。
取り外したファイヤーダグオンの頭部飾りは、パワーダグオンの背部パーツに格納することができます。
その、パワーダグオンの背部パーツをファイヤーダグオンの胸部に合体!
これでスーパーファイヤーダグオンの完成です!!
劇中でも3回しか姿を見せなかった超貴重な姿を、手元でいつでも眺めることができるのです!!
完成させた時は、思わず「おおおお」と唸りながら隅々まで眺めてしまいました。
合金を使用した2体の巨大ロボットが合体しているため、重量はかなりのものですが、迫力も相当です。
スーパーファイヤーダグオンの足裏、地面に接する部分にはパワーダグオンの太ももにあたる箇所もありますが、その重量ゆえに、硬い場所に直接立たせる時にうっかり足を滑らせてしまうと、そこの塗膜が削れてしまう恐れがあるので気を付けてください。
背面にはパワーダグオンのボディが合体しているのですが、スーパーファイヤーダグオン全体の大きさからすると、それほど主張も強くなくなるので違和感はありませんね。
真横からみてもこのまとまりの良さ。トイとしての設計が素晴らしいものなのはもちろんのことですが、もともとのデザインの完成度も高かったのでしょう。
浮遊させてディスプレイする場合は取扱説明書にあるように、2本の支柱を使ってしっかりと固定すると安全です。
この胸板の厚さ。ちょっと煽りで見るだけでも顔が隠れてしまうほど。
可動指を使って「スーパーメガ光波」ポーズを再現。
もちろんライオソードも握れます。パース付きの刀身が標準サイズに思えてきてしまうという、スーパーファイヤーダグオンの巨大さ。
基本的にはファイヤーダグオンが基本となっているので、無限砲も装備可能。
そして、スーパーファイヤーダグオン、ライアン、ガンキッドによる必殺技……
炎「鋼の体に熱き魂、不屈の闘志は勇者の証し」
ガンキッド「三つの力を一つに合わせ、輝け!」
ライアン「奇跡のダグオンパワー!」
三人「トライアングルクリスマスビーム!」
最後に当時品との比較。いや~当時品はもうすっかり焼けてますなぁ。当時品は当時品で、オールプラスティック製で変形合体もシンプルで遊びやすいなど、「ならでは」の味わいがあります。
今回のMETAMOR-FORCE「ダグオン」シリーズはその魅力をぎゅっと凝縮して、大人になった我々の心を惹きつける引力を持っているかのような密度のアイテムとなっていました。前回、ファイヤーダグオンを書いた際は、記事を見た友人が、わざわざ20年ぶりに連絡をしてくるくらいです。(なお、その友人は海ファンだそう)
ひとまず「勇者指令ダグオン」の主人公・ファイヤーダグオンに関する合体はひと段落つきました。
次はいったいどんな勇者が立体化されるのか。楽しみですね!!
商品情報
■METAMOR-FORCE 勇者指令ダグオン パワーダグオン
・発売中
・価格: 44,000円(税込)
・サイズ:頭頂高/約200mm(ツノ含む)
・付属品:ファイヤーショベル、ダグファイヤー(非変形ver.)、ダグファイヤー腕組み用パーツ、無限砲、ドリル、クローアーム、可動式ハンドパーツ(左・右)、拳(左・右)、ライオソード専用ハンドパーツ(左・右)、変形用補助パーツ、背中用見栄え重視パーツ、専用台座、台座用補助パーツ
・製品素材: ABS、PVC、PA、POM、DIECAST
・原型/設計: T-REX、NAKA-MOVE(千値練)、AMAKUNI(企画協力)
・フィニッシャー:早川洋司(千値練)
・プロダクトデザイン:宮内利尚
「無敵超人ザンボット3」放送開始2日前生まれ。幼少期より玩具(特にロボット)を愛し、小学生からプラモを組むようになる。声優となってからもロボット玩具・プラモ好きは変わらずアキバ総研でライターデビュー。