元m.o.v.eのmotsu(MOTSU)fripSideのsat(SAT)、黒崎真音(MAON)によるユニット「ALTIMA」と、KOTOKOが合体(コラボ)。重量級のメンバーが揃ったスペシャルユニットが、「KOTOKO×ALTIMA」だ。昨年11月の結成発表から約半年。いよいよ、彼らの最初の作品がCDとして世に出ることに。それが劇場公開作品「アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-」のメインテーマ「PLASMIC FIRE」。期待を裏切らない、ド派手なナンバーになった!
2人の声がバトるのではないかと、実は心配していました
──スペシャルユニットとしか言いようがない、「KOTOKO×ALTIMA」。とにかくこの4人が集まったというのが、すごいです。一緒にやることになったきっかけを教えていただけますか?
SAT TVアニメ「アクセル・ワールド」の前期のエンディングテーマ「→unfinished→」をKOTOKOさんが歌い、僕が楽曲提供をさせていただきまして。後期のオープニングテーマ「Burst The Gravity」をALTIMAでやらせていただいたということで、今回の「アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-」の曲をがっちり組んで担当したらどうか、という提案をワーナーさんからいただいたのが、直接のきっかけですね。
KOTOKO ALTIMAのみなさんとは、イベントなどで何度もご一緒して、仲よくさせていただいていて。「いつか一緒にできたらいいね」という話もたびたび出ていたので、「いよいよ来た」と思ってうれしかったです。
MAON ALTIMAは、KOTOKOさんの曲をカバーさせていただいたこともあり、以前から繋がりを感じていて。ご一緒したいという気持ちはずっとあったので、ついに念願がかなったという思いです。
MOTSU 4人でやることになって、まず考えたのはポーズをどうしようかなと(笑)。相当悩んだ末にダイヤモンドポーズが生まれて、それがしっくり来たので、「これは絶対に、いいユニットになる!」という確信が生まれました。
──「PLASMIC FIRE」を制作するにあたって、どのようなことを考えましたか?
SAT 「アクセル・ワールド」の曲ということで、「→unfinished→」と「Burst The Gravity」を踏襲意識しつつ、KOTOKO×ALTIMAならではのコラボ感を出していこうと思いました。「アクセル・ワールド」とは長く付き合ってきて、作品への愛も理解度もたっぷりあるので、楽曲自体はすごく作りやすかったです。ただ、KOTOKOさんとMAONちゃんの声が重なるとどうなるかは、レコーディングまで予測がつかなかったですね。かなりバトる(ぶつかり合う)のではないかと、実は心配していました。
KOTOKO 私も、ALTIMAと一緒にやるのは覚悟がいるなと思いました。MAONちゃんとMOTSUさんのパワーがすごいのは、ずっと見ていてわかっていたことなので。その中にまじった時に、どうすれば自分の持ち味を生かせるのか、見極めないといけないと思っていました。
SAT 声の相性というのは、実際にやってみないとわからないんですよね。結果的に、しっかりとまとまったいいものになり、よかったなと。
──歌詞はKOTOKOさんで、ラップパートをMOTSUさんが担当されているんですよね。
KOTOKO SATさんが作った曲は、MAONちゃんと私が掛け合いできるようになっていたので、それに沿って作っていきました。「アクセル・ワールド」の曲ということで、もちろん「加速」が大きなテーマだったんですが、今回の作品のシナリオを読ませていただいたら、登場人物たちの絆の物語であると感じて。「絆」は、KOTOKO×ALTIMAのテーマにも繋がるので、「加速」との2本柱で歌詞を書いていきました。
──「アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-」は、原作者・川原礫さん書き下ろしによるオリジナルストーリーです(シナリオ担当は吉野弘幸さん)。物語に触れて、いかがでしたか?
KOTOKO くわしくは見てのお楽しみですが、TVシリーズの戦いを経てたくましくなったキャラクターたちが、今度は友のために何ができるかを試される物語だと感じました。
MOTSU 僕もシナリオを読んで、ラップを作らせていただきました。いかに曲をスピードアップさせられるかということと、いかにお客さんとライブで楽しく掛け合いできるかを大事にしました。
SAT ラップ部分の掛け合いについては、レコーディング現場でもMOTSUさんからいろいろなアイデアが出て、柔軟に変えていきました。スタッフのみんなにも参加してもらったんですけど、「イエー」って一番いい感じに叫んでくれたのは、MOTSUさんのマネージャーさんです(笑)。
MOTSU 野性的な声だったよね(笑)。ライブの時は、お客さんにぜひ大声を出していただきたいです。