「相坂くん」こと、声優&アーティストの相坂優歌が2ndシングルをリリース。デビューシングル「透明な夜空」に続き、TVアニメ「アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd」の主題歌で、今度はオープニングテーマだ。タイトル通りの、爽快感あふれるポップナンバーで、ミュージックビデオとジャケット写真は、沖縄で撮影。躍動する相坂くんに注目だ!
夏らしい、爽快感のある曲になりました
──8月のリリースということもあって、「セルリアンスカッシュ」は、タイトルもサウンドも、実に夏らしいですね。
相坂 「透明な夜空」と同じく鴇沢直さんの作曲ですが、今回はオープニングテーマということで、アップテンポで、突きぬけるような明るさのある曲になりました。サウンドもロックテイストが強くて、より、私らしい曲になったと思います。
──サビ始まりというのも、OPらしいです。
相坂 出だしのサビの後に間奏があって、そこに1期のようにナレーションが入るのかな? と楽しみにしていたら、その通りになってうれしかったです。
──タイトルの「セルリアンスカッシュ」は、いかにも涼しげですが、どのような意味がこめられているのでしょうか?
相坂 歌詞を書いてから、スタッフのみなさんと一緒に考えました。夏らしい爽快感が欲しかったのと、歌詞の中に「蒼く光る」という一節があって、青のイメージを付けたかったんです。冷たい感じになりすぎない、青を意味する言葉はないかなと探したら、セルリアンブルーというのがあり、「セルリアン、いいんじゃない?」と、みんなでうなずき合って。さらにそこに「スカッシュ」を付けて、爽快感をアップしました。
──作詞は、相坂さんご自身ですね。
相坂 「新生活」をテーマに書きました。私にも経験のあることですし、新生活のワクワク感や不安を、自分らしい言葉で書くことができたと思います。曲調は明るいのですが、ただ希望を歌った歌詞にするのではなく、少し落ち込みそうな気持ちも入れて、リアルな歌詞になりました。作詞をしたのが春だったのもよかったと思います。
──不安な気持ちから始まって、サビに向かって明るくなっていく展開がよかったです。
相坂 Aメロは、新生活の不安な気持ちをあえて書いてみました。そこからサビはバーンと突きぬけます。
──1コーラス目の歌詞は、新生活を迎えたすべての人に向けたものになっていて、2コーラス目で「アクティヴレイド」感が高まっているような印象を受けました。
相坂 たしかに2コーラス目は、戦い要素が強くなっていますね。不安を乗り越えたら、次は仕事に思いっきり打ち込むのかなと思って。ダイハチのみんなの働く姿をイメージできたので、書きやすかったです。
──2期になって、ダイハチの面々の立場はけっこう変わりましたね。何人かは、はっきりと新生活に突入していて。
相坂 そうですね。瀬名さんが名古屋で清掃会社の社長になっていたり、あさみさんが大阪に栄転していたり。さらに、ダイハチには新たなメンバーが加わりました。
──陽は、どうなっているのでしょうか?
相坂 1期のラストで、お姉ちゃんがダイハチのボスだったことを知って、今後はダイハチとの関わりが強くなっていきそうです。普通の女子高生だった今までとはちょっと違って、新しい環境に身を置いていくことになりそうなので、「セルリアンスカッシュ」の歌詞は、陽の思いにも通じるかもしれませんね。
──1期のクライマックスでは、活躍していましたね。
相坂 ストーリーのキーパーソンになれたのはうれしかったのですが、八条先輩のことがあったので、切なさが残りました。個人的には、「八条、くそぅ……」という感じで(笑)。陽がかわいそうで、きゅーんとなってしまいました。ハッピーな陽を見たいですし、演じたいので、2期への期待が高まっています。
──八条とはいろいろなことがありました。7月3日におこなわれたBlu-ray&DVD発売記念イベントでも、陽が八条に抱きしめられるシーンが、キャストのみなさんの話題に上がっていましたね。
相坂 私と、八条役の村田(太志)さんが、「印象に残ったシーン」で、あのシーンをあげて被ってしまったんです(笑)。アフレコの時はすごく面白くて、キャストのみなさんが一瞬、あっけに取られた後に爆笑していました。村田さんは、音響監督さんから、「I love you」というセリフをねっとりした感じでやってくださいと言われていて、その通りにできるのがすごいと思いました。
──7月3日のイベントでも、村田さんは「I love you」をねっとりと再演してくださって、面白かったです。