高らかに鳴った「心の鐘」。りえしょん、両A面シングルでアーティストデビュー!

TVアニメ「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~」オープニングテーマ「Sweet Sensation」を含む両A面シングルで、アーティストデビューを果たす声優、村川梨衣。「りえしょん」の愛称で親しまれる彼女は、その唯一無二の存在感で、ファンだけでなくスタッフの心もぎゅっと掴むのだった。アーティストとして追求していくのは、自分にしかできない「リエミュージック」。りえしょんが、デビューシングルを大いに語る!

「心の鐘が鳴った」のひと言に感激しました

──ソロデビューシングルは、「Sweet Sensation」と「Baby, My First Kiss」の両A面扱いなんですね。

村川 そうなのです。ファーストシングルから両A面にしていただけるなんて、光栄です。

──最初に、ソロデビューのお話を受けた時、どう感じましたか?

村川 「ひぇー、やった~!」という感じでした。最初にお話しさせていただいた時に、日本コロムビアのディレクターさんが、資料を携えていらっしゃって、もし私がデビューしたら、こんなことをしますという企画を、先の先まで説明してくださったんです。その情熱がうれしくて、ありがたくて、幸せで、これほど熱い方々と一緒に仕事をさせていただけたら、絶対にいい音楽が生まれると思いました。

──ディレクターさんは、村川さんのどこに魅力を感じたのか、おっしゃってましたか?

村川 レコーディング現場に、私が「おはようございます~」って入ってきた瞬間に、ディレクターさんの心の鐘が鳴ったんだそうです。

──それは、いい話ですね!

村川 理屈ではなく直感でそう思っていただけたというのが、めちゃめちゃうれしくて。私もインスピレーションを大事にするほうなので、感激しました。「ご一緒させていただくしかない!」と、すぐに心を決めました。

──そして次に、TVアニメ「12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~」のオープニングテーマを歌うことが決まったんですね。

村川 これもうれしかったですね。実は、「12歳。」は、前に声優としてオーディションを受けた作品だったんです。原作が大好きだったので、出演がかなわなかったのは残念でしたが、アーティストとして関われるなんて! ととてもうれしかったですしご縁を感じました。

──そして、村川さんご自身も「永遠の12歳」という。

村川 ええ、ええ(照れ笑)。わたくしには年齢という概念がなくて、あえて地球で言うところの年齢で言うと、12歳くらいなのかなという、そういう感じです。

──同年代の女の子や男の子がたくさん出てくる作品のオープニングを歌うことになったというわけですね。

村川 はい、そういう意味でも、ご縁があるなと(笑)。

──村川さんから見た、「12歳。」の魅力とは?

村川 絵柄もかわいいし、恋愛模様にきゅんきゅんするところが好きです。小学生の恋愛ですが、オトナのみなさまにも楽しんでいただけるような内容だと思います。

──12歳の女の子と男の子のセリフや行動には、オトナが見るとムズムズするような純粋さがあって、もうたまらん! という。見ると、語り合いたくなる作品ですよね(笑)。

村川 みんなの話題の中心になる作品だと思います。私も、いち視聴者として楽しませていただいています。

──どのキャラクターがお気に入りですか?

村川 みんなそれぞれ魅力的なので、1人だけ選ぶことはできないんですけど、音楽制作チームのみなさまには、「りえしょんは、ちょっと花日ちゃんに似てる」って言われたのが印象深くて、うれしかったです。

──花日はちっちゃくてかわいいんですけど、天然のトラブルメーカーの一面も持ってますよね。

村川 そ、そ、そういう一面もたしかにありますが、そういう意味で言っていただけたのではないですよね?(と、コロムビアのスタッフに)

スタッフ 違います(笑)。ピュアでまっすぐなところが似ているんです。

村川 よかった、よかった(笑)。

──オープニング映像を見て、いかがでしたか?

村川 映像もかわいかったですし、歌詞を画面に出していただけたのがうれしくて。同年代の視聴者のみなさんに、歌詞を覚えて一緒に歌っていただきたいなと思いました。私も子どもの頃、好きなアニメのオープニングをよく歌っていて、今でも、その曲を聴くと、ちっちゃい頃によく歌っていたなと思い出すんです。「Sweet Sensation」が、いつかそんな存在になったとしたら、光栄です。