週末に一気読みしてほしい!編集部おすすめマンガ10選!

今週末はお家でマンガ三昧はどうでしょうか?今回は編集部がおススメするマンガを厳選して10作品ご紹介します。

一気読みしてほしい!編集部おすすめマンガ

SAKAMOTO DAYS鈴木裕斗/集英社/既刊11巻

町の商店の親父・坂本は、実は全ての悪党が恐れ憧れる伝説の殺し屋だった! 今は裏社会から足を洗った坂本だが、彼の命を狙う奴らは後を絶たない。なぜか次々と面倒くさい顔ぶれが集い、賑やかでスリリングな日々が続く。そんなわけで、家族と平和な日常を守るべく奮闘する坂本の毎日が描かれるバトル&コメディ作品だ。テンポのいいストーリー展開と切れ味抜群のギャグ。そして、個性的な顔ぶれが揃う特務部隊「ORDER」の面々(全員黒スーツ姿で決まってる!)など、まさしく王道のジャンプ漫画。今後アニメ化間違いなし! 大ブレイク必至の注目作だ。

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-和月伸宏、ストーリー協力/黒崎薫/集英社/既刊8巻

1990年代に「週刊少年ジャンプ」にて一世を風靡した剣客アクション「るろうに剣心」、待望の新章! 志々雄真実、雪代縁など強敵を退け平和な日常を送っていた緋村剣心は、北海道に集う逆賊「剣客兵器」討伐に身を投じる。斎藤一のほか、長倉新八をはじめとする新撰組残党。十本刀残存メンバー、志々雄の無限刃を受け継ぐ少年など、過去の因縁を乗り越え強敵に向かって一致団結する展開は超燃える! そのほか、行方不明となっていた父親の行方を追う薫や、一人の剣客として成長した弥彦と燕のその後など、前作ファンなら気になる、各キャラの「その後」も描かれるのも見逃せない。

ペリリュー 南国のゲルニカ武田一義、原案協力/平塚柾緒(太平洋戦争研究会)/白泉社/全11巻

太平洋戦争末期、激戦地となったペリリュー島。そこで繰り広げられた凄惨な戦闘と、日本兵たちのサバイバルを描く真実の物語。絶海の孤島ゆえに援軍も見込めず、いかに長く米軍を引き留めるか。ただそれだけのために玉砕も認められなかった日本兵たちは、どのような結末を迎えたのか……。緻密な取材と想像力で描かれる戦場のドラマは、不穏な空気をたたえる現代を生きる我々の心に強烈なメッセージを投げかける。現在アニメ製作が進行中。本作がいかに映像化されるか、非常に気になるところだ。

満州アヘンスクワッド原作/門馬司、漫画/鹿子/講談社/既刊12巻

昭和12年、満州を支配する関東軍の兵である日方勇は、戦地で片眼を失い左遷。情感から虐げられる日々を送っていた、そんな中、病床に伏せる母親の治療費をねん出するために禁断の阿片密造に手を出してしまう。徐々に取り返しのつかない領域に足を踏みいれる勇。そんな彼に、中国マフィアの娘・麗華が接近する。やがて勇の阿片密造は、日本、中国、ロシアを巻き込む大きな抗争へと発展していく。圧倒的な画力と、手に汗握るジェットコースター展開で一度読み始めたら止められない背徳のドラマは必見!

天幕のジャードゥーガルトマトスープ/秋田書店/既刊2巻

西暦1213年、イラン東部にて奴隷として売られた少女・シタラの数奇な運命を描く、壮大な歴史絵巻。モンゴル帝国を翻弄した魔女として名を残すファーティマ・ハトゥンの生涯がモデルとなっており、故国を滅したモンゴル帝国への復讐に燃えるシタラの情念が恐ろしいほど生々しく描かれている。その一方で、腕力でなく学問で時流を読み取り人生を切り開くシタラの生きざまは、非常に示唆に富んでおり、現代に生きる我々にも学ぶところが多い。非常にハードなストーリーながら、かわいらしい絵柄が特徴で、そのギャップも含めて非常に読み応えのある作品だ。

16bitセンセーション原案/みつみ美里・甘露樹、漫画/若木民喜/KADOKAWA/全2巻

パソコンが一般家庭にも入り込み始めた1992年。PC98シリーズをはじめとする16bitマシンの普及とともに、美少女ゲームという新たなゲームジャンルが誕生した。そんな激動の時代、小さなパソコンショップの2階に開発室を構えるソフトハウス「アルコールソフト」に関わるようになった大学生・上原メイ子は、アングラでディープで、魅惑的な美少女ゲームの世界にどんどんはまり込んでいく。原案を、アクアプラスのみつみ美里、甘露樹が手がけ、漫画を「神のみぞ知るセカイ」の若木民喜が手がける実録美少女ゲーム業界コミック。アニメ化も決定しており、今後注目度が急上昇すること間違いなし!

地獄楽賀来ゆうじ/集英社/全13巻

4月からTVアニメが放送中の本作の舞台は、江戸時代。最強の忍である画眉丸をはじめとする死罪人たちは、ある島で‟不老不死の仙薬”を見つければ誰か一人を無罪にすると告げられる。しかし、上陸した島は「極楽浄土」の噂に反し、恐ろしい生物がはびこる「地獄」だった。 一番の見どころは、一筋縄ではいかない【死罪人】たちと、その監視役として同行する【打ち首執行人】たちの間に生まれる絆。生きざまも信念も異なる彼らの共闘が、やがて島の謎を解き明かす大決戦へと繋がっていく──全13巻に渡って一つの戦いを描ききった感動作は、一気読み間違いなしだ。

【推しの子】原作/赤坂アカ、漫画/横槍メンゴ/集英社/既刊11巻

「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカ先生×「クズの本懐」の横槍メンゴ先生がタッグを組み話題の本作は、4月からTVアニメが放送中。 キラキラした芸能界ものかと思いきや、アイドルのファンがその子どもに転生し、ある最悪の事件から復讐に囚われていくという序章は、多くの人に衝撃(ショック)を与えた。 恋愛リアリティーショーでの炎上など、思わず胃が痛くなる芸能界のリアルも見どころ。 かわいい絵柄に騙されることなかれ。ドロドロしたサスペンスや鬱展開が好きな人にこそオススメの一作だ。

ベルセルク原作・三浦建太郎 漫画・スタジオ我画 監修・森恒二/白泉社/既刊41巻

 

三浦建太郎先生原作、1989年より連載中のダークファンタジー作品。重厚なストーリー、魅力あるキャラクター、圧倒的で緻密な作画、そして何者にも追随を許さぬ創造力で描かれ、日本の読者だけでなく世界の読者をも魅了している。アニメ化も行われるなど大ヒット作品となったが、2021年5月6日、三浦さんは帰らぬ人に。その後、三浦先生の遺志を引き継いだ弟子たちが作画を、ネームの相談に乗っていたという漫画家の森恒二先生(「ホーリーランド」「自殺島」)が監修を務め、「原作・三浦建太郎 漫画・スタジオ我画 監修・森恒二」というクレジットの下に2022年6月より連載を再開。熱い思いを引き継いだスタッフによる万感の思いの込められた連載が続いている。ラストまでをどう描き切るのか、期待と共にぜひ一気読みしてほしい一作だ。

モーメント 永遠の一瞬槇村 さとる/集英社/既刊18巻

フィギュアスケートの女子シングル選手北原雪が、孤独ながらも家族やライバル、コーチ達と心を通わせながら成長し、冬季オリンピックを目指す作品。一見スポコンマンガのようにみえるが、かなり内容はリアル。お金の問題や両親の不倫、世界のライバルからの嫉妬など苦悩を乗り越えていくが次第に雪が孤独になっていく姿が印象的。少女漫画であるが、ぜひ男性にも読んで欲しい作品。