4月1日(土)より放送となるTVアニメ「僕の心のヤバイやつ」第1話のあらすじ&場面カット、キャスト対談が公開された。
原作は「マンガクロス」で桜井のりお先生が連載中。スタイル抜群の天然美少女・山田杏奈と、彼女を見てヤバめな妄想をする陰キャ・市川京太郎の青春ラブコメを描く。「このマンガがすごい!」オトコ編で2年連続ランクインし、「次にくるマンガ大賞2020」Webマンガ部門では1位を獲得。TVアニメの監督を務めるのは、「からかい上手の高木さん」の赤城博昭さんだ。
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TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」はいよいよ4月1日(土) 、テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠ほかにて放送・配信開始。
その第1話のあらすじ&先行場面カットと、市川京太郎役・堀江瞬さん×山田杏奈役・羊宮妃那さんの【放送直前対談インタビュー】が公開された。
あらすじ・先行場面カット
■第1話「僕は奪われた」
重度の中二病中学生・市川京太郎には殺したい女がいる。クラスメイトの美少女・山田杏奈だ。市川は山田の美しい死体姿を妄想し、自己嫌悪を繰り返す毎日を送っていた。
ある日、市川にとっての聖域・図書室に行くと、なぜか大口でおにぎりを頬張る山田の姿が。思いもよらない出来事に動揺を隠せない市川。さらに山田は授業の資料を作り出すも、切るものが見当たらない様子。
またしても予想外の行動に出る山田に市川は……。
堀江瞬と羊宮妃那が「僕ヤバ」を語る! 自身の中学時代やアフレコエピソードも
中二病を抱えた陰キャの市川京太郎役・堀江瞬さんと、美少女で食べることが大好きな山田杏奈役・羊宮妃那さんによる、放送直前対談インタビューが到着!
作品やキャラクターについてはもちろん、ご自身の中学時代やアフレコエピソードなども語っている。
※以下原文ママ
――原作を読まれた感想をお聞かせください。
【堀江さん】青春の甘酸っぱさが詰め込まれた作品だと思いました。主人公の市川(京太郎)がちょっとひねくれた男の子という、どの作品にも被らない王道から外れたラブコメなところも印象的で。僕も市川の言動に共感することが多く、すぐに『僕ヤバ』の世界にのめり込んでいました。そして、ゆっくり丁寧に描かれる市川とヒロインの山田(杏奈)との恋模様を尊いなと感じつつ、毎話毎話もどかしい気持ちにもなっていました(笑)。
【羊宮さん】私は最初、杏奈ちゃん視点で読んでいたんですけど、市川くんの優しさに触れていくうちに、市川くんが愛おしくなっていましたね。杏奈ちゃんについては、ひたむきで繊細な子だと感じました。不器用だったりガサツに見えちゃったりもしますが、何事にも一生懸命なので「いい子だな」と自然と好感を持たれると思います。
――山田の“かわいいところ”を挙げるなら?
【羊宮さん】全部かわいいです!
――(笑)。では、最初にかわいいと感じた瞬間は?
【羊宮さん】やっぱり食べているところですね。杏奈ちゃんは読者モデルをするほど美少女なのに、無邪気にほっぺを膨らませながらお菓子を食べていて。美味しそうに食べる彼女の姿はすごく愛らしいです。
【堀江さん】市川の前では、ポンコツになることが多いですよね。かたやナンパイ(山田にアプローチをかけてくるイケメン先輩・南条ハルヤ)には、キリッと「私、興味がないので」感を出すこともあって。ギャップというか、多彩な表情を持っているところが山田の魅力のひとつだなと思いました。
――ちなみに、お2人の中学生時代はどうでしたか?
【堀江さん】昔の自分と市川がダブるくらいの中二病でした。陽キャを小馬鹿にしつつ、内心ではすっごく羨ましかったですなぁ。また山田のように、僕のことを気にかけてくれる女子もいたんですよ。彼女が前の席だったときは、その長い髪を僕の顔に掛かるように大げさに振り返りながらプリントを渡してきたりして……。
【羊宮さん】マンガみたいですね!
【堀江さん】当時はすごく動揺させられましたね。ささやかな青春でした。だから、市川の気持ちが本当に、痛いほどよくわかます(笑)。
――羊宮さんはどんな中学生でしたか?
【羊宮さん】周りと比べて思春期が遅く、小学生時代も男勝りな性格だったので、中学生になってもそのノリはあったように思います。
【堀江さん】ナチュラルに陽のオーラを纏っていたと。お互い正反対の中学生時代を送ったようですね。ちなみに市川がダブって見えたとさきほど話しましたが、さすがに教室で「殺人大百科」を読んだりはしませんでしたよ。文豪作品のカバーと取り替えて、こっそりライトノベルを読んでいたりはしましたけど(笑)。
――ここからはアニメのアフレコについてお聞かせください。キャラクターを演じてみていかがでしたか?
【堀江さん】市川は声変わりする前の男の子なので、どのような声が相応しいのか悩みました。そもそもオーディションの段階では、「市川はきっと女性の役者さんが演じるんだろうな」と思っていたんです。だから市川役に選ばれたとき、男性が演じるビジョンが見えてこず、戸惑いが大きかったですね。とはいえ改めて市川と向き合い、“かわいさが含まれない男性ならではの高い声”が自分のなかで定まってからは、市川の演技に軸足を置くようになりました。
――市川の演技では、どんなことを心がけましたか?
【堀江さん】息遣いや言葉にならない小さな声はできるだけデフォルメせず、自然に、リアルに沿った雰囲気を心がけました。そういう些細な空気感にも『僕ヤバ』の魅力が詰まっていると思ったんです。キャラクター同士の掛け合いでは、それこそ羊宮さんや、共演者の方々の演技に身を委ねていましたね。市川も山田同様、キャラクターごとに態度や口調が変わるので、周りの方々に市川というキャラクターを形作ってもらうようなイメージで演技していました。
――羊宮さんは山田を演じるにあたってどんなことを意識されましたか?
【羊宮さん】一番は、そのとき杏奈ちゃんが市川くんのことをどのように思っていたかですね。とくに序盤の彼女は少しずつ彼のことを意識していくので、杏奈ちゃん視点での、市川くんとの距離感を常に意識しながら演じました。そのなかで印象的な出来事があって。堀江さんのお芝居にすごくトキめいたというか、市川くんにドキッとする瞬間はこういう気持ちなのかなと感じる時がありました。
【堀江さん】おっと、初耳だな。
【羊宮さん】ネタバレを避けるため、どのセリフかは伏せさせて頂きたいのですが…そのお芝居をされた時、全身を電流が走ったかのような衝撃がありました。
――羊宮さんも、市川のことを好きになっちゃたんですね。
【羊宮さん】そうですね(照笑)。杏奈ちゃんを演じていくうえで、とても大切な経験を積めた瞬間でした。あと原作の該当シーンもすごく素敵なんですよ。マンガとアニメ、その表現の違いもぜひ楽しんでいただけますと嬉しいです。
――話は変わりますが、劇中では山田のオトボケな行動と市川の鋭いツッコミなど、コメディも魅力的ですね。
【羊宮さん】杏奈ちゃんのトボけた言動については、頭で考えず素で演じるようにしています。彼女自身が意識せずやっていることなので、私が考えて演じてしまうと違和感が出てしまうと思って。つどつど音響監督の小沼(則義)さんからアドバイスをいただきつつ、「杏奈ちゃんとして生きる」という気持ちを胸に演じました。
【堀江さん】市川のツッコミは、掛け合いでもモノローグでもすごく苦労しました。そもそも面白いセリフって、演技としてとても難しいんです。なので、とにかくいろいろ試しました。先輩役者さんの演技を真似てみたり、ちょっとニヒルだったりクールだったりとキャラを変えてみたり、早口になって畳み掛けるように言ってみたり。考えられる限り全部挑戦しましたね。最低でも滑らないようにだけは心がけましたが、やっぱり大変でした……。
――ツッコミ以外の掛け合いやモノローグで心がけたことはなんですか?
【堀江さん】両者の違いがはっきりわかるように演技を分けました。僕自身がそうなのでよくわかるんですけど、コミュ障って会話と心の声とで、声のボリュームやテンションが異なるんです。市川も明らかに同じタイプだったので、喋り方からかなり変えています。モノローグは基本的に偉そうで(笑)、会話は基本ビビリ声です。山田に対しては最初へにょへにょと喋っていて、距離が縮まっていくにつれて、心の声と似た喋り方になっていきますよ。
――続いて、アフレコ現場の様子はいかがでしたか?
【堀江さん】収録は比較的少人数で、僕と羊宮さん、あと小林ちひろ役の朝井彩加さん、関根萌子役の潘めぐみさん、吉田芹那役の種﨑敦美さんの組み合わせが多かったです。
【羊宮さん】あと話数によって、足立翔くん役の岡本信彦さん、ナンパイさん(南条ハルヤ)役の島﨑信長さんなどが加わる感じでしたね。
【堀江さん】ですね。そして現場は、むちゃくちゃアットホームな雰囲気でした。
【羊宮さん】そうですね。本当にお優しい方ばかりで……。
【堀江さん】みなさんどこかしらキャラクターと共通する部分があって、僕自身は仲良し女子の集まりにお邪魔している感じでした。すごく居心地のよい、優しさに包まれた現場でしたね。
【羊宮さん】あと収録現場に、ラーメンの匂いが漂ってきたというお話も印象的でした(笑)。
【堀江さん】ブースの換気扇から匂ってきたんですよね
【羊宮さん】はい。そういう他愛もない話で盛り上がるような環境でした。
――市川たちのクラスのように賑やかだったようですね。ちなみに市川や山田には魅力的な友人がたくさんいますが、とくに気になるキャラクターは誰ですか?
【羊宮さん】恋愛に限った話でしたら、原(穂乃香)さんですね。『僕ヤバ』では市川くん&杏奈ちゃん以外の恋物語も描かれていて、なかでも注目なのが原さんと神崎(健太)くんの恋模様なんです。なんなら原さんたちのほうが恋の進みが早いかもしれません。
【堀江さん】原さん女子力高いですもんね。
【羊宮さん】かわいいんですよ本当に。豊崎愛生さんが演じる原さんのほわほわな雰囲気に、ぜひ皆さんも癒やされてください…!
【堀江さん】僕は足立、神崎、太田(力)の男3バカですね。毎回かなりエグい下ネタをぶっこんでくるので、女子からは総スカンを食らってしまうんですけど、なんか憎めないんですよ。根は3人とも良いヤツなので、そのバカっぽさを温かい目で見守ってほしいです。
――もしお2人が市川&山田のクラスにいたら、どんな生徒だと思いますか?
【堀江さん】市川と同じく、周りを観察しながらボッチしているでしょうね!
【羊宮さん】私も杏奈ちゃんと同じく、ツッこんでくれたりお世話してくれる人の側に居そうです…。ちいちゃん、萌ちゃん、芹那ちゃんに囲まれて過ごしたいです(笑)。
――市川と山田そのまんまですね(笑)。それでは最後に、アニメの見どころを教えてください。
【羊宮さん】アニメーションやキャラクターボイスや音楽が付くことで、『僕ヤバ』の世界観がより一層広がっているのかなと感じます。原作で感じられること、アニメで感じられること、どちらも大切な杏奈ちゃん達の日常です。あの切なくも優しい世界に一緒に浸っていただけると嬉しいです。市川くんと杏奈ちゃんがどのように2人の世界を築いていくのか、その尊い様子をぜひお楽しみください。
【堀江さん】「こんな青春を送りたかった」という憧れを込めつつ、優しい共演者に囲まれながらアフレコすることができました。そのなかで赤城(博昭)監督を始めとするスタッフの作品愛を、何度も感じられましたね。そうして出来上がったTVアニメ『僕の心のヤバイやつ』は、明るく楽しいシーンやドキドキするシーンがたくさんあって、たまにホロっとするシーンもあって、まさに「青春」が形になった作品だと思います。ぜひ一緒に、彼らのキラキラした思春期を見守っていただけたらと思います。
【作品情報】
■TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」
公式HP:#
公式Twitter:@bokuyaba_anime
<放送情報>
テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠:4月1日より毎週(土)夜1時30分~
BS朝日:4月8日より毎週(土)夜1時00分~
CSテレ朝チャンネル1:4月1日より毎週(土)夜2時30分~
<配信情報>
Prime Video:2023年4月1日より毎週(土)夜2時00分~見放題独占配信
<スタッフ>
原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載)
監督:赤城博昭
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:勝又聖人
色彩設計:柳澤久美子
美術監督:黛昌樹
撮影監督:峰岸健太郎 竹沢裕一
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響制作:マジックカプセル
音楽:牛尾憲輔
制作:シンエイ動画
オープニングテーマ:ヨルシカ「斜陽」
エンディングテーマ:こはならむ「数センチメンタル」
<キャスト>
市川京太郎:堀江瞬
山田杏奈:羊宮妃那
小林ちひろ:朝井彩加
関根萌子:潘めぐみ
吉田芹那:種﨑敦美
足立翔:岡本信彦
神崎健太:佐藤元
太田力:福島潤
原穂乃香:豊崎愛生
市川香菜:田村ゆかり
南条ハルヤ:島﨑信長
<イントロダクション>
“尊死“続出で大反響!今一番応援したくなる、青春初恋ラブコメ!!
コミックス累計発行部数は260万部を突破。
「このマンガがすごい!オトコ編」に2年連続ランクイン、
「次にくるマンガ大賞2020 Webマンガ部門」では1位を獲得し、
注目を集めている『僕の心のヤバイやつ』。
大人にも刺さる甘く切ないストーリーながら、
くすりと笑える展開に中毒者が続出し大きな話題を呼んでいる。
そしてついに、2023年4月にTVアニメが放送決定。
監督を務めるのは叙情的な演出に定評のある赤城博昭(『からかい上手の高木さん』)。
シリーズ構成・脚本は細やかな人物描写を得意とする花田十輝(『ラブライブ!』『響け!ユーフォニアム』)、キャラクターデザインは勝又聖人(『五等分の花嫁∬』)、音楽は牛尾憲輔(『映画「聲の形」』『チェンソーマン』)が担当。
アニメーション制作は色彩の美しさに定評のあるシンエイ動画が務める。
さらに市川京太郎役に堀江瞬、山田杏奈役に羊宮妃那を迎え、
市川と山田が織り成す初恋模様をリアルに表現。
原作の紡ぐ世界観、そしてもどかしいほどゆっくりと近づいていくふたりの心を丁寧に描いていく。
©桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会