秋といえば、まずサンマ。そして、何と言っても「太陽の牙ダグラム」でしょう! 「ダグラム」のプラモデルでしょう! 「ダグラム」のプラモデルとくれば、童友社でしょう!!
やや強引に話題が展開しているが、「ダグラムのプラモ=童友社」……決して間違いではないんだぞ! この記事(#)を読んで!!
ただ、この記事で取り上げられているのは、旧・日東科学のキットであり、童友社から「コレクターズシリーズ」と銘打たれて復刻された今回のピッグフットは、タカラの発売していた「ビギナーズコレクション」なんだよね……実は、2年前にもブッシュマンを取り上げてるよ(#)。ほらね? やっぱり日本の秋は「ダグラム」プラモ、童友社の復刻版プラモなんだよ。
▲ 童友社版のお楽しみは、名場面シールが付いてくること。これはタカラ時代になかったオマケのはずだが、「おっ! 名場面シールが付いてる! シールが付いてるなんてお得だな!」と、箱からの情報だけで買う人いるんだろうか……?
でも、「前回のブッシュマンの名場面シールは、たしかクリンでしたよね」と、話のネタにはなるんだ。以下、担当編集氏との会話。
「ダグラムってさ、ヒロインがちょっとね……」
「頬のこけたヒロインばかり……デイジーでしたっけ?」
「あと、女戦士がいたでしょ、キャナリー。でもね、もうひとり、頬のこけてないかわいいキャラも出てたんですよ。たしか、リタっていう名前で」
「おっ、そのリタですよ!」
▲ これ、ヤラセじゃなくてリタの話をしていたら、本当にリタのシールが出たんだよ! やっぱりかわいいな、リタは。袋の「できるだけ集めてみよう」という言葉が謙虚でいいよね、「コンプリートしよう」じゃないんだね
「でも、リタって死んじゃうんでしたよね。ほら、シールの裏にも書いてある」
そうだっけ? あ、本当だ……。っていうかねえ、せっかくヒロイン不足の「ダグラム」に、おっぱいもバンバンにでかい、ヘソまで出して踊ってくれる明るい女の子が登場したのに、殺すことないだろう……しかも、声が私の大好きな川浪葉子さん(「装甲騎兵ボトムズ」のココナ役)。いや、リタが死んでココナとしてよみがえったと思えば、それほど悲しくもないのか?
おっと。ヒロインの話になると、つい歯止めがきかなくなってしまう。正気に戻って、ビッグフットのランナー群へ視線を転じてみよう。
▲ やっぱり、この寸胴のボディが前後に分かれていて、足の付け根がスカート状に広がっていると、「……お、大河原先生ッ! 感謝ッ!!」と心の奥底から元気が出てきます。腕は一体成型でヒジは動かないけど、でも、この思いきりのよさが快感なんだよね
▲ 頭部は透明キャノピーすらなく、豪快な左右分割……と思いきや、華奢なアンテナのパーツも見える。そればかりか、細長いランナー2枚に、ミサイルポッドなどのちまちました細かいパーツが彫ってあり、これ結構お得なキットなのでは?